僕らの世代の料理人は料理学校なんか出てません。

厳しい弟子入り修行を経ていくつもの現場で叩き上げてきた最後の世代じゃないのかなぁ。

頑固ですからね、自分の味には絶対の自信を持っている。

鍛え上げてきた正当な調理だからたとえお客様でも簡単には追従しないんだ(笑)

でもそれをわかって来てくださるお客様には最高のおもてなしをしたいと思っているんです。

 これは僕の虎の巻です。このぼろぼろになったノートの中に僕の料理人としての半生が詰まっている。いろんな創作の源になる調理の基本がぎっしりと書き込まれてますよ。実は今「宮村」にはメニューが無いんですけど、そんな事どこ吹く風と、僕が勝手においしいもの作ってお客様に食べさせちゃうの。それをお客様がおいしいと喜んで食べてくださる。ありがたい事だなぁ。だからいつも僕はその信頼を裏切らない本物の味を皆さんにお出ししたいと思ってるんですよ。

 
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